10時30分から体育館でオープニングセレモニーを行いました。
「楽しみ！」とニコニコ&ワクワク全開な利用者さんが続々と集まる中、実行委員長と理事長のあいさつが続き、ラポールセイカ店長の恒例の「いくぞー！」の掛け声とともにお楽しみ会の開幕です。
あいさつの後は、希望の丘はだの 支援2課の皆さんの先導により、ハンドクラップダンスを踊りました。途中から「Free and Fun Fitness」の皆さんも参加して盛り上げてくださり、徐々にダンスに加わる人数が増えていきました。3,4回ほど繰り返し踊ると息も上がりますが、支援2課の皆さんは元気いっぱいで最後まで踊りきりました。

模擬店は11時からスタートしました。
今年のメニューは、たこ焼き、アメリカンドック、けんちんうどん、ポップコーン、ケーキの盛り合わせ、パン、綿菓子、飲み物です。開始早々の一番人気はたこ焼きで、すぐに長い行列ができていました。食の楽しみを感じていただくために、けんちんうどんのうどんは別茹でして温かいまま提供したり、ポップコーンのキャラメルはその場で味付けするなど、なるべく出来立て・ライブ感にこだわりました。利用者さんやご家族は、スタンプラリー形式のチケットで食べ物を引き換え、お好きなものを召し上がっていました。
途中、昨年も好評だった「Free and Fun Fitness」の皆さんによるフラッシュモブのパフォーマンスが行われました。会場の一角に先生が登場すると、踊りたい利用者さんがあっという間に集合します。「YMCA」「め組のひと」「ズッコケ男道」など、多様な楽曲で楽しく体を動かしました。

模擬店のスタートと同時に、製パン班、園芸班、生活訓練で作った品物を販売するお店も開店しました。
製パン班では、通常販売の品物に加えて、利用者さんが考案したパンを販売しました。今年はなんと3種類も！さらに商品紹介ポップも利用者さんのお手製です。会計時は利用者さんが金額を読み上げるなど、販売面でも大いに活躍してくれました。
園芸班では、お花の鉢植えやドライフラワーを使ったアクセサリーなどを販売しました。使用するお花は、園で育てた貝殻草（ヘリクリサム）です。イヤリングにピアス、チョーカーやブローチ、オーナメントなど、華やかな品物が並びました。
生活訓練では、パラコードを編んで作った小物を販売しました。利用者さんが製作に慣れたこともあり、ペットボトルホルダーやフィンガーストラップなど、昨年よりも種類が増えています。利用者さん自ら模擬店会場や体育館を回って品物をアピールし、積極的に声掛けをしました。

12時30分からは、地域生活支援課の利用者さんによるダンスグループ「わくわくパラダイス」が今年も登場し、パフォーマンスを披露しました。昨年大好評だったことから、体育館のステージ前には早くから観客が集まり、開始前から熱気十分。「わくわくパラダイスー！」とグループ名を呼ぶ声援もあり、本物のライブ会場のような雰囲気が漂っていました。メンバー紹介のコーナーでは、それぞれの個性が滲み出る自己紹介や、メンバーカラーの発表にも注目が集まりました。待望のパフォーマンスは「Choo Choo TRAIN」「初心LOVE（うぶらぶ）」「かわいいだけじゃだめですか？」の3曲。サングラスをかけたクールな登場に始まり、ラストではスカート衣装へ華やかにチェンジするなど、昨年以上に完成度の高いステージでした。終了後には、観客にお菓子を手渡しする交流タイムも設けられました。

13時からは、チャレンジセンター生活介護事業所「ひびた」の利用者さんと職員による合奏が行われました。今年の「ひびたバンド」は、約1か月半の練習を重ねて「ぞうさん」、「チューリップ」、「さんぽ」、「365歩のマーチ」、「贈る言葉」「マツケンサンバⅡ」「白い雲のように」を演奏しました。途中、往年の学園ドラマの主人公・金八先生に扮する職員や、「マツケンサンバⅡ」で"マツケン"さながらの金ピカの着流しに身を包んだ職員が登場すると、会場は大盛りあがり！笑顔があふれる時間となりました。
後半には、職員チームによるバンド演奏が行われました。当園の音楽好きかつ腕自慢の職員が集まり、エレキギターの迫力あるサウンドを中心に「天体観測」「Love so sweet」「新宝島」、さらに洋楽ナンバーを織り交ぜたセットリストを披露。会場は手拍子と歓声に包まれました。ラストは斉藤和義の「ずっと好きだった」を情感たっぷりに演奏し、観客の心をぐっとつかんだままフィナーレへ。利用者さんも職員も一体となり、爽やかな余韻が残るステージとなりました。

お楽しみ会と並行して、会議室で「みんなのさくひんてん」を開催しました。会場には、我こそはという利用者さんから募集した、個性豊かな絵画や緻密な工作が並びます。来場者は入口で投票用のシールを受け取り、作品をじっくり鑑賞した後、気に入った作品の札にシールを貼って一票を投じる仕組みです（ラポールセイカのパンをひとつもらえるおまけつき！）。後ほど体育館で行われた表彰では、作者名「巨匠」さんが「巧みな技で賞」を受賞。そのほかにも「塗り絵マスター賞」「カラフルファンタジー賞」「スマイル賞」など、出来の良し悪しではなく、作品の魅力をそのまま称える賞がそれぞれ発表され、温かい拍手が会場に広がりました。

最後は豪華賞品が当たる恒例のお楽しみ抽選会！
利用者さんは各課や会議室など、それぞれの室内からモニター越しに抽選を見届けました。抽選は6等から発表され、順位が上がるごとに賞品が少しずつ豪華になっていきます。5等はとある利用者さんのお好きなキャラクターのグッズでしたが、その利用者さんが当選するよう同席していた他の利用者さんも一緒に祈るなど、利用者さん同士の絆が感じられる微笑ましい一幕もありました。抽選の賞品は、生活に役立つものや遊びに使えるものなど様々な観点から選ばれますが、賞品の発表や当選結果に一喜一憂する利用者さんを見ると、職員もとても嬉しい気持ちになります。今回も、なるべく多くの利用者さんに喜んでいただけるよう、特別賞まで用意しました。当選した皆さん、おめでとうございました！

当日の様子はいかがだったでしょうか？

家族会並びに後援会のご協力や、近隣の中学校から駐車場をお借りするなど、多くの方々の支えがあり、今年も無事、盛会のうちに終了することができました。
また、飲食ブースで食べ物を提供したり、ゲームコーナーを盛り上げたり、賑わう会場の外で駐車場の誘導にあたるなど各持ち場で対応にあたった職員、それにもちろん、参加してくださった利用者さんのおかげでもあります。
関わってくださった全ての方に、心から感謝を申し上げます。

ありがとうございました！